Motorsports
2025年WRCシーズン『ラリー・モンテカルロ』がハンコックタイヤのサポートで華々しく開幕
・ 2025 FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦が成功をおさめ、世界トップレベルの技術力を証明
・ 過酷な山岳地帯や雪道に対応した高性能ラリータイヤが卓越した走行パフォーマンスを発揮
・ 次戦は2月13日~16日に開催される『WRCラリー・スウェーデン』
2025年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦『ラリー・モンテカルロ』が現地時間1月26日に開催されました。
『ラリー・モンテカルロ』は、雪、氷、乾いた路面、湿った路面など、予測不可能なコンディションが混在する過酷なコースとして知られています。今年の大会では、参加選手たちが4日間にわたり総走行距離1,630kmのコースで激戦を繰り広げました。
WRCは、フォーミュラ1(F1)と並ぶ世界三大モータースポーツの一つで、世界各地の多様な地形を舞台にした過酷なレースが特徴です。舗装されたサーキットで行われるレースとは異なり、WRCでは舗装路、未舗装路、雪道、泥道など、さまざまな地形を走り抜けるため、耐久性と高性能を兼ね備えたタイヤが競技戦略上の重要な要素となります。
この激闘の末、トヨタ・ガズー・レーシング・ワールドラリーチームのセバスチャン・オジェ選手とヴィンセント・ランデ選手がWRC1クラスで今季初勝利を飾りました。彼らはハンコックタイヤのターマック(舗装路)用ラリータイヤ『Ventus Z215』およびスノーラリータイヤ『Winter i*cept SR20』を装着した車両で優勝。この勝利により、オジェ選手はモンテカルロ・ラリーで前人未到の通算10回目の優勝を果たしました。
『Ventus Z215』と『Winter i*cept SR20』は、ドライバーや大会関係者から高い評価を得て優れたグリップ性能と耐久性と厳しい冬のコンディション下でも安定性と卓越した走行性能の高さが評価されました。
ハンコックタイヤは2025年シーズンから3年間、すべてのWRCクラスにラリータイヤを独占供給することとなり、最先端技術を牽引するグローバルリーダーとしての地位を強化していきます。これに向けて、同社は2023年から8カ国で延べ2,000kmを超えるテストを実施し、FIA認定の高性能ラリータイヤを開発してきました。これらのタイヤは、過酷な走行条件でも最適なパフォーマンスを発揮するよう設計されています。
なお、2025年WRCシーズンは1月の『ラリー・モンテカルロ』を皮切りに、11月までに16カ国で14戦が行われます。次戦の『WRCラリー・スウェーデン』は、2月13日から16日まで開催予定で、コース全体が雪と氷に覆われた唯一のWRCラリーです。ドライバーたちは、他の大会とは異なる特別なチャレンジに挑むことになります。